修士学位審査演奏会

◎1月25日(日) 
場所:東京藝術大学 第6ホール
曲目:翁千歳三番叟(十世杵屋六左衛門作曲)
出演:(唄)小林百合/杉浦沙弥香/村尾麻里子/伊藤薫子
(三味線)関口奈々恵/吉田直矢/布施田千郁/(上調子)山内美穂
(笛)正田温子
(頭取)竹内秀一/(胴脇)小川実加子/(胴先)山口晃太朗
(大鼓)橘内幹
(太鼓)片山福之

修士演奏会を無事に終えることができました。
翁千歳三番叟という大曲を務めさせていただき、技術面は勿論、精神面や日常生活に至るまで、すべてがとても勉強になりました。中々演奏する機会のない大曲を、この修士演奏会で演奏するという事に大きなプレッシャーを抱えて当日まで過ごして参りました。
思うように演奏できない、生活していく上で他の事との切り替えが上手くいかない、トラブルもあり、そういった事が身体に出てしまったりもしました。自分はこんなに身体弱かったかなとも思いましたが、それだけ真剣に、全身でこの曲に取り組めたのだと思います。乗り越えられないと思えば思うほど、同時に何としてもやりきるぞと思えました。
まだまだ未熟ですが、それでも当日、現在だせるだけの力はしっかり出して、あの緊張感の中ホールに立てたと思っております。
ですが、私の努力だけで当日まで行きつけたのではありません。今回は、本当に、何度かぽっきり折れそうになりました。そんな時に何故かちょうど狙ったようにして誰かが助けてくれました。それは私の先生だったり、先輩だったり、助演してくださった皆さまだったり、友人だったりしましたが、その度になんてありがたいことだろうと心の底から感謝しました。支えてくださった皆様に報いる為にも頑張らねばと思えました。

先生方、助演してくださいました皆さま、ご指導賜り誠にありがとうございました。また当日聞きに来てくださった方々、応援の連絡をくださった友人たち、本当に感謝しています。こんな究極の経験は中々させていただけないと思います。
そして、大学四年間、修士二年間、長唄の同期としてここまで来た若和田史弥さんと横山沙永子さんと、最初で最後なんじゃないかという貴重なスリーショットを撮ってみました。笑

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